2015年は待ちに待った
黒田博樹投手の広島復帰の年でした。

年齢的にも40歳を迎える2015年シーズンでしたが
広島ファンは「お金より気持ち」という黒田博樹の
その男気に感動を覚えた人も多かったと思います。

練習する黒田博樹を早く見たいというファンの思いとは裏腹に
春季キャンプは首脳陣から自己調整を認めて貰っていたので
2月17日からの沖縄二次キャンプから合流。

晴れて広島カープのユニフォームに袖を通した
黒田選手の晴れ姿にを見たファンは大騒ぎでした。

また、合流直前に広島市内で行われた会見では
広島に復帰した黒田博樹という人間の
復帰に対するその深い思いが凝縮されていたように思います。

年齢的な部分を考えても残りの野球人生は長くないと思っていますし、
いつ最後の登板になっても良いという気持ちでやっています。
1球1球にどれだけの気持ちを込めて投げられるかと考えた時に、
カープのユニフォームを着て投げて最後の1球になった方が、
後悔が無いと思い復帰を決断しました

そんな熱い思いと共に日本球界に復帰した黒田。

2015年のシーズンはどんなシーズンだったのか
早速、黒田博樹2015年の成績から振り返ってみましょう。

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黒田博樹2015年の成績は?

復帰後初登板は、3月29日
広島マツダスタジアムでのヤクルト戦でした。

ヤクルト打線を見事、7回5安打無失点に抑えて
2015年の初勝利を手にします。

一時は登録抹消となるなど苦しんだものの
先発陣の一角として全26試合に当番。
最終的には11勝8敗、防御率は2.55をマークします。

終わって見れば、防御率もリーグ7位の好成績で
黒田博樹本人も「完全燃焼できた」
そう語った2015年シーズンでした。

【黒田博樹の2015年度・成績詳細 】

・当番:26試合
・先発:26
・完投:1
・完封:0
・勝ち:11
・負け:8
・勝率:.579
・投球回数:169.2回
・被安打:158本
・被本塁打:8本
・与四球:29
・奪三振:106
・防御率:2.55

黒田博樹MLB最終年2014年の成績は?

黒田博樹が2016年に見据えたもの

さて、2015年シーズンが終わると
とにかく、黒田博樹の去就について
連日のようの報道されていたように思います。

40歳という決してアスリートとしては若くない年齢で
毎年毎年が「決断」と「覚悟」の連続であることは
黒田博樹本人も包み隠すことなく語っています。

野球を続けるにしても、それなりの覚悟がいる。
怪我を抱えながら野球をすることが、年齢的にも苦しくなっているので
これ(今後の去就)ばかりは、今の感情で決めるのは難しい。

一旦ゆっくり体を休めてから考えたい。
毎年、そういう形で決めているので

ことの成り行きに注目が集まりましたが
12月初旬には「現役続行」を決意。
2016年も広島の戦力になるよう、
身を粉にする決意と覚悟を球団に伝えました。

これには広島ファンのみならず
プロ野球ファンにとっても本当に朗報でしたね。

個人的にはガッツポーズ!
それくらい嬉しかったのを思い出します。

そういえば、2015年シーズンのトリビアですが
黒田選手が復帰するにあたり、あのB’zが「RED」という
黒田選手の登場曲を書き下ろしたのをご存知でしょうか?

シーズン前にロサンジェルスで
黒田選手とB’zの松本孝弘さんが食事する機会があり、
それがきっかけで黒田投手からB’zに直々に
登場曲作成をお願いしたんだそうです。

お二人とも大阪出身ですから
結構盛り上がったんでしょうね^^

この曲のサビの歌詞が洒落ていて
すべてREDというR・E・Dの頭文字から
黒田博樹の思いを見事に紡いでいます。

R:楽はしない
E:偉ぶらない
D:誰のせいにもしない

R:礼を尽くし
E:栄華を捨て
D:泥まみれにもなろう

黒田博樹が2016年も現役続行を続ける理由は
自分の気持ちに正直に下した決断であると同時に
今でも熱烈に応援してくれるファンの思いに応えたい。

そんなシンプルな気持ちからなのかも
知れませんね。