黒田博樹の2013年の成績について
まとめてみました。

2013年の黒田選手といえば
日米通算の2000奪三振を達成した年です。

対戦相手はシアトルマリナーズのラウル・イバニェス。
敵地セーフコ・フィールドで2回裏に空振り三振を奪い
見事、2000奪三振を達成。

プロ17年目、38歳になった黒田投手が
新たに打ちたてた金字塔でした。

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黒田博樹の2013年の成績は?

さて、では2013年の黒田選手の成績を
早速見ていくことにしましょう。

シーズン最終の投手成績は11勝13敗
防御率は、3.31でした。

【黒田博樹の2013年の成績詳細】

・当番:32試合
・先発:32
・完投:1
・完封:1
・勝ち:11
・負け:13
・勝率:.458

・投球回数:201.1回
・被安打:191本
・被本塁打:20本
・与四球:43
・奪三振:150
・防御率:3.31

ヤンキース2年目のシーズンも
投球回数は200イニングをクリアしましたし
32試合という当番回数が最も誇らしい記録だと思います。

2013年の11勝を上げたことで
日本人選手最多記録となる4年連続二桁勝利を達成。

チームはプレイオフ進出を逃し
黒田選手もFAになりましたが
一年契約を結ぶことになりました。

黒田博樹の成績 2014はコチラをクリック!

黒田博樹2000奪三振の本当の意味

日米通算の2000奪三振という記録について
最後にまとめたいと思います。

最近ではイチロー選手の通算安打が話題になるので
日米通算記録というとメジャーだけの記録ではないので
なんともいつも微妙な感じがする。

そう感じる人もいるかも知れません。

もちろん、ひとそれぞれに記録に対する
考え方があるので、正解などないと思います。
ただ大事なことは、2000奪三振なんて記録は
誰にも達成できる記録ではない、ということです。

先発投手の当番数は平均すると
およそ20~30試合くらいでしょうから
例えば、年間20試合に先発するとして
全ての試合で5三振達成する試合を続けても
一年間で積み上がるのは、100三振です。

つまり、2000奪三振を達成するのに
年間100三振を奪う投球を繰り返しても
20年という年月が必要なんですね。

これが、この記録の本質というか
偉大な記録である証拠だと思います。

一見、派手な記録の数字に囚われそうですが
大きな故障もなく野球人生を歩んできた証拠が
2000奪三振という記録の、本当にすごい部分。

プロのアスリートである以上、
何年にもわたって好成績を続けていくことが
最も難しいこと、そう思います。

2013年には黒田投手は「クオリティピッチング」という本で
自らの「投球術」を惜しげもなく公表しています。

完投という日本的なスタイルを捨て、
メジャーで生き残るために投球スタイルを変更。

変わり続けることこそが生き残る術である

そう教えてくれるこの本の内容は
激動の今の時代に生きるすべての人に
ヒントをくれる名著だと思います。

是非、一度、手にとってみてください。