2019年のNBAドラフトで、全体9位のピックで日本の八村塁選手がNBA入りしてから日本のバスケ界もBリーグを筆頭にすごい活気が出てきましたよね。
バスケといえば高身長というイメージがあるようですが、歴代NBA選手の中には、日本人とさほど体格が変わらないのに活躍した選手も多くいますし、「これはダメ！反則だろ」ってっくらい高身長の歴代選手も存在します。
ちなみに、歴代最高身長と最低身長の選手の身長差は、実に
71センチ！
日本の小学生の身長平均が５歳児で約110センチ。
５歳児が、身長180センチの男性と並んだ時くらいの体格の差、身長差があるということになります。何となくイメージできたでしょうか？
バスケットへの興味をもっと持ってもらえると思うので、今回は、NBA歴代身長ランキングをみなさんにご紹介しましょう。
NBA 歴代身長ランキング！最高身長選手TOP5
第5位：224cm
- マーク･イートン（アメリカ）
- ラルフ・サンプソン（アメリカ）
- プリースト・ローダーデル（アメリカ）
- リック・スミッツ（オランダ）
以上の４選手が、身長224cmで並びました。
224㎝と言っても「はあ？」とあまりピンとこない方には、公衆電話ボックスの高さが205㎝といえば何となく目安になるでしょうか？
この４選手の中では、ユタ･ジャズに所属したマーク･イートンはわりと有名ですね。通算875試合出場、5,216得点、6,939リバウンド、3,064ブロックと素晴らしい結果を残しています。
身長が大きいと、ただ大きいだけという選手が多い中で、これは立派なスタッツだと思います。しかも1995-96年シーズン中に、マーク･イートンの背番号53はジャズの永久欠番になっています。
第4位：226cm
- パベル･ポドコルジン（ロシア）
- チャック・ネビット（アメリカ）
- シム・ブーラー（カナダ）
正直、このあたりの選手はあまり知りませんでしたが、2004年のドラフトで21位でユタ・ジャズに指名されダラス･マーベリックにトレードされた、パベル･ポドコルジンについて調べてみました。
彼は足の怪我で2006年8月5マーベリックスから解雇されています。
高身長の選手はおしなべて足に故障する場合が多いですね。やはり背が高い、大きいこと＝NBAで活躍できる、という公式は成り立たないのかも知れません。NBAというのは、それだけ成功するのが簡単なリーグではないということの証明になるかも知れません。
第3位：229cm
第３位は同身長で２人のNBA選手がランキングイン。二人ともNBAでは活躍したセンタープレイヤーです。
ショーン･ブラッドリー（西ドイツ）
このあたりから、NBAファンには馴染みのあるビッグマンが登場しますね。全体3位の高身長選手は、ショーン・ブラッドリーでした。
彼は両親も揃って背が高く、父親は203cm、母親は183cmあるそうですね。
【ショーン・ブラッドリーのNBA在籍期間】
- 1993-1995 フィラデルフィア・76ers
- 1995-1997 ニュージャージー・ネッツ
- 1997-2005 ダラス・マーベリックス
残念ながら、マーベリックスに移籍して８年後に膝を故障したのが契機になり、引退を余儀なくされています。
姚明(ヤオ･ミン)（中国）
2002年NBAドラフト全体1位でヒューストン・ロケッツに指名され、アジア出身NBA選手としては傑出した結果を残した選手です。
なによりNBAオールスターにルーキー・シーズンから7年連続、在籍9シーズン中8度選出されているという素晴らしい活躍をしましたよね。
残念ながら、やはり彼も足の故障でキャリアを立たれていますが、2017年には、背番号「11」はロケッツの永久欠番になっています。
NBA歴代1位の高身長選手２名！
第1位 231cm
ジョージ・ミュアサン（ルーマニア）
1993年NBAドラフトで2巡目全体30位の指名で、ワシントン・ブレッツに入団。
1995-1996シーズンにはMIP選手に選出されるなど、1試合平均14.5得点、9.6リバウンド、2.26ブロック、シュート成功率58.4%、また翌1996-1997シーズンにも、NBAトップのシュート成功率60.4％とビッグマンとして傑出した結果を残しています。
NBA在籍期間は、1998年から2006年までの8年間。
マヌート･ボル（南スーダン）
スーダン南部出身。ディンカ族の酋長の息子です。ディンカ族は世界一の長身民族で、父親は203cm、母親は208cm、曾祖父は240cmあったとか。もう完全に遺伝ですね。
1987-1988年のNBAシーズンでは、ワシントン・ブレッツで、マグジー・ボーグスとのリーグ史上最高身長と最小身長の選手が同じコートでプレーする事となり、NBAファンにとっても、とても印象的な選手として記憶に残っているのではないかと思います。
圧倒的な手足の長さを活かしたプレースタイルで、1985-86年シーズンでは397ブロックをマークし新人記録を樹立していますし、そのキャリア全体でも、1試合平均2.6ポイント、4.2リバウンド、0.3アシスト、3.3ブロックをマークしています。
1試合平均出場時間は18.7分でした。
高身長選手プチトリビア
幻の日本人NBA選手
実は八村塁選手がNBAドラフトに指名されるずっと前に、 日本人でゴールデンステート・ウォリアーズ8巡10番目指名（1981）を受けた選手が過去にいたのをご存知でしょうか？
岡山恭崇さん。彼の身長は、
なんと230cm！
オリンピック出場を優先したので、残念ながらNBA入りしませんでしたが、もしNBAでプレイしていたら、日本人初のNBA選手になっていたばかりか、歴代高身長の第２位に入るほどの大男でした。
幻のNBA最高身長になったアジア選手
そして、もう一人。 NBAには所属できませんでしたが、2008-2009年シーズンには、日本の「bjリーグ」で浜松・東三河フェニックスに所属した孫明明さんを紹介します。
彼の身長は、驚くことなかれ
236cmです。
たられば、ではありませんが、もし、孫明明がNBA入りししていれば、歴代最高身長の選手になっていたのは間違いありません。
今回初めて知りましたが、ジャッキー・チェン＆クリス・タッカーでの映画「ラッシュアワー3」に出演しているんだそうです。
まとめ
NBA 歴代身長ランキング！最高身長選手TOP5
| 1 | マヌート･ボル | 231cm |
| ジョージ・ミュアサン | ||
| 3 | 姚明 | 229cm |
| ショーン･ブラッドリー | ||
| 4 | パベル･ポドコルジン | 226cm |
| チャック・ネビット | ||
| シム・ブーラー | ||
| 5 | マーク･イートン | 224cm |
| ラルフ・サンプソン | ||
| プリースト・ローダーデル | ||
| リック・スミッツ |
では、今度はNBA低身長ランキングTOP5をご紹介しましょう。
・NBA歴代身長ランキング！歴代最低身長は女子17才平均身長とほぼ同じって知ってた？