サッカー日本代表歴代最強メンバーの中から、歴代ベストイレブンを選出してみました。
何をもってサッカー日本代表の『歴代最強のメンバー』というかは微妙なところですが、できるだけデータに即して選んで見またいと思います。ただ、どうしても書くポジションで一人に選びきれない場合もあるかもしれませんが・・・。
ということで、早速、サッカー日本代表歴代最強メンバーの発表です。あなたもあなたなりの最強メンバー予想しながら読んでみてくださいね。
※想定フィーメーションは、4ー2ー3ー1です。
サッカー日本代表 歴代最強メンバー
歴代最強のGKは?
まずは、サッカー日本代表最強のゴーキーパーは誰なのか?を考えてみたいと思います。
ノミネートしたのは、こちらの方々です。
- 楢崎正剛
- 川口能活
- 曽ヶ端準
- 川島永嗣
- 西川周作
- 中村航輔
【選考視点】
Jリーグベストイレブンに6回も選出されているのが、楢崎正剛さん。次点は西川周作さんで5回。しかも、5年連続の受賞はGKではただ一人でした。残りの方は1度の選考で横並びでした。
また、この中で海外プレー経験があるのは、川口能活、川島永嗣さんのお二人。
ベテランで未だ現役のベテランの曽ヶ端準さんや若手筆頭株の中村航輔さんの能力も捨てがたいですね。
でもあえて最強ゴールキーパーは、この人!
川口能活さんです!
選考理由は、何より1998年のフランスWS杯の正ゴールキーパーであることや、WS杯には、2002年(日韓共催)、2006年(ドイツ)、2010年(南アフリカ)と4度も代表に選出していること。それが大きな決め手です。
日本初のWS杯出場の時の日本の守護神ですから、もうぶっちぎりで最強と言っていいと思います。
数々のビッグセーブで代表を救ってきた日本の精神的支柱・川口能活さんが、日本代表最強キーパーです。
歴代最強のDFは?
さて、次はディフェンダー人。センターバックを2名と左右のサイドバック陣2人を選んでみましょう。
ノミネートはこちらの方々。あなたならどの選手を選びますか?
- 井原正巳
- 秋田豊
- 都並敏史
- 森岡隆三
- 松田直樹
- 坪井慶介
- 田中マルクス闘莉王
- 岩政大樹
- 駒野友一
- 内田篤人
- 長友佑都
- 槙野智章
- 酒井宏樹
- 森重真人
- 吉田麻也
- 昌子源
歴代最強センターバック、2名の発表です!
・吉田麻也
189cmの高さと強靭なフィジカルを持ち、またチームを引っ張る強烈なリーダーシップが決めてです。
吉田選手に関してはプレミアリーグで長年センターバックで活躍しているので文句なしの最強メンバー。 2010年から日本代表に選出され、2014年のブラジル、2018年のロシアの両WS杯に出場しています。
ロシアのベスト16進出を後押ししただけでなく、2019年現時点でもキャプテンに就任し日本代表を引っ張っています。
・昌子源
意外かもしれませんが、個人的には期待も込めた日本代表最強メンバー選出です。
どうしてもロシアWS杯ベスト8でベルギーに負けた時、デ・ブライネを必死に追いかけた昌子源選手の映像が忘れられません。
体力限界を超えてなお、ギリギリまで失点を防ぐために残された力を振り絞り走り続けた昌子選手。
W後に鹿島で優勝を勝ち取った後は、念願の海外移籍も容認されて、現在はフランスでプレーしています。 2022年のW杯でもセンターバックとして出場して、あのベルギー戦の悔しさを払拭してほしいと思います。
最強になれ!期待してるぞ、昌子!
悩みましたが、次点は中澤佑二選手と井原正巳選手。このお二人でした。
続いては、歴代最強のサイドバックです。
日本代表の歴代最強サイドバックに選んだのは、この2人です。
・長友佑都
2008年から日本代表に選ばれ、足掛け10年以上も代表に選出されている長友選手は、2010年(南アフリカ)、2014年(ブラジル)、2018年(ロシア)。
この3大会で不動の左サイドバックとして出場し、2022年のカタールも目標にしている無尽蔵のスタミナを持つ日本のダイナモです。
とにかく、あの走力と尽きることのないようにも思えるスタミナは素晴らしい。
世界一のサイドバックになる!!
という大きな目標を持って世界に飛び込み、長らくイタリアの名門インテルでレギュラーを張ったその実力に1票。
・内田篤人(右サイドバック)
もう1人は、2010年の南アフリカと2014年のブラジルに代表選出された内田篤人選手。最後の最後まで『狂気のサイドバック』と言われた都並敏史さんとどっちを選ぶか迷いました。
ただ、ブンデスリーガのシャルケで2010年から7年間活躍した実力と、復帰不可能と思われるほどの怪我からの復活劇に1票です。
最後まで諦めない気持ちの強さはさすがです。
そういえば、シャルケ時代には、チャンピオンズリーグでベスト4というクラブ史上最高記録を達成した時の立役者でもありましたね。現在も鹿島アントラーズで活躍中です。
歴代最強のMFは?
さて、次はミッドフィルダー篇。ボランチ、オフェンシブ・ハーフ、トップ下のポジションでのサッカー日本代表歴代最強の5人を選びます。
ただ、このポジションは本当に激戦区。
日本人はこのMFというポジションに綺羅星のごとく才能が溢れています。
ノミネートしたはこちらの方々。あなたならどの選手を選ぶでしょうか?
- 名波浩
- 福西崇史
- 服部年宏
- 小笠原満男
- 中村俊輔
- 稲本潤一
- 遠藤保仁
- 今野泰幸
- 阿部勇樹
- 長谷部誠
- 加地亮
続いては、歴代最強のボランチ2名の発表です
・長谷部誠
長谷部選手はどうしても外せないと思います。そのキャプテンシーは本当にすごいです。
W杯にも2010年から3大会連続で出場していますが、その最初の大会で中澤佑二さん(32歳)に替えて長谷部さん(26歳)が新キャプテンに指名されていますので、まさに
Mr.キャプテン
また、2010(南アフリカ)と2018(ロシア)という、日本代表がベスト16に進んだ大会をキャプテンとして引っ張ったその人望と実力は、間違いなくサッカー日本代表最強ボランチと言っていいと思いますね。
長谷部誠選手の最強マインドの秘密がわかる本もありますので、よろしければ是非読んでみてください。ご紹介しておきますね。
・心を整える
長らくプレーを続けているブンデスリーガでも、その広い視野とゲームメイク能力は今でも健在。現地でも度々賞賛されるほど、実力は未だ衰えていませんし、将来、今後の日本代表に関わる要職につくのは間違いないと思います。
そして、もう1人のボランチはこの方。
・遠藤保仁(ボランチ)
ガンバ大阪の遠藤保仁選手です。言わずと知れた「日本代表出場最多記録(152試合)」の保持者です。
とにかく、その落ち着きとゲーム分析力、ゲームメーク能力は卓越しています。
2009年11月には、日本人では1993年の三浦知良、1995年の井原正巳、1997年、1998年の中田英寿、2002年の小野伸二以来5人目となるアジア年間最優秀選手賞も受賞しています。
今も現役を続けるミスター・ガンバに1票です。
続いては、歴代最強のハーフ陣3名の発表です
オフェンシブ・ハーフは、トップ下も含め3名選出していきます。
ノミネートしたはこちらの方々。
- ラモス瑠偉
- 北澤豪
- 中田英寿
- 小野伸二
- 中村憲剛
- 清武弘嗣
- 青山敏弘
- 髙萩洋次郎
- 山口螢
- 柿谷曜一朗
- 柴崎岳
- 宇佐美貴史
- 大島僚太
・中田英寿
キャリア終盤ではボランチへのコンバートもありましたが、歴代最強の攻撃的MFとして中田選手に1票です。代表歴は1997年から2006年までで、77試合に出場して11ゴールを記録しています。
1998年にセリエA・ペルージャへ移籍した直後から大活躍し、まさに日本人選手が大勢海外に渡るその草分けとも言える存在。またセリエAでは、ASローマ時代にスクデット(リーグ年間優勝)を経験した貴重な日本人選手です。
2006年のドイツWS杯では、あまりに潔く引退しましたが、その後も世界的な視野を持ってサッカーとも関わりを持ちつつ活躍を続けています。
・中村俊輔
その左足から繰り出される正確無比なフリーキックは、まさに名人芸。筋金入りの日本が生んだファンタジスタです。
海外リーグでは、セリエA・スコットランドリーグ・リーガエスパニョーラでプレーしており、特にセルティック時代の活躍は目に見張るものがありました。2006-07シーズンには「スコティッシュ・プレミアリーグMVP」を受賞しています。
サッカー日本代表にも2000年から10年間にわたり選ばれており、エースナンバー10番を長らく背負い、98試合に出場して24ゴールという記録を残しています。その左足のキックとアイデアに富んだ発想力は、歴代最強の日本代表選手にふさわしいと思います。
・Jリーグ年間MVP(2000、2013)
・アジアカップ2004MVP
・香川真司
2010年にブンデスリーガ「ドルトムント」へ移籍してからは、世界的にその名を轟かせた『小さな小さな魔法使い』
日本代表には2008年から選ばれ、中村俊輔選手から背番号10番を引き継だのが香川選手でした。
ブンデスリーガでは、香川選手の芸術的ループ弾は、当時、大きな話題になりましたし、その後、その活躍と実力がイングランド・プレミアリーグの名門「マンチェスター・ユナイテッド」のファーガソン監督の目に留まり、
日本人初のビッグクラブ移籍となりました。
W杯ではベスト16へ進んだ2018年(ロシア)での初戦コロンビア戦。試合開始直後に見せた見事なチェイスも忘れがたいです。日本が世界に誇れる選手ということで、歴代最強の日本代表メンバーの1人に選びました。
歴代最強のFWは?
さて、最後にフォワード陣。これは超難しい!わずか1人の選考です!
ノミネートしたはこちらの方々。
- 釜本邦茂
- 三浦知良
- 中山雅史
- 高木琢也
- 西澤明訓
- 森島寛晃
- 柳沢敦
- 岡野雅行
- 久保竜彦
- 佐藤寿人
- 前田遼一
- 岡崎慎司
- 大迫勇也
- 大久保嘉人
- 本田圭佑
- 武藤嘉紀
- 金崎夢生
- 興梠慎三
- 小林悠
そして、歴代最強のFWに選んだのは
- 本田圭佑
- 三浦知良
この2人です。どうしても1人にできなかったので、特例で2名選出です!
・本田圭佑
本田選手は、2010年(南アフリカ)、2014年(ブラジル)、2018年(ロシア)、この3大会に連続出場しています。
とにかく「世界で1番になる」と積極的に口にするその『ビッグマウス』を支える強靭なメンタリティーと実行力、ゲーム分析力は群を抜いています。
意外にもフォワードでの選出ですが、代表選では98試合に出場し37ゴールをあげているので納得して貰える筈。2010年の南アフリカでは、ワントップを務めましたし、妥当ではないかと思います。
また、W杯本大会のみならず、アジア最終予選でも、苦しい時にはきっちり結果を残して、日本を勝利に導いてきたという印象が強烈に残っています。
セリエA・ACミランでエースナンバー10番をつけたのも日本人初ですし、とにかく世界的に有名な日本人選手の筆頭にあげていいと思います。
・三浦知良
最後はこの人。
現在も横浜FCで現役を続ける52歳のストライカーです(2019年)
三浦知良さん(カズさん)は、Jリーグ発足の1993年からヴェルディー川崎で活躍し、日本のプロサッカー界を牽引してきた人物です。
絶対的な日本代表のエース・ストライカーとして代表に選ばれるのは当たり前でしたが、実は1998年、日本が初出場するフランスW杯では代表選考から外されています。チームを率いて選手選考をした岡田監督の
「外れるのは、カズ、三浦知良」
という言葉は、今でもショッキングな体験を持って思い出しますね。順風満帆なサッカー人生ではなく、大きな障害を数々乗り越えてきた歴史が三浦知良選手にはあるというのが事実。
W杯には一度たりとも出場していませんが、これまで日本サッカー界の発展に貢献してきた功績と、50歳を超えて未だ現役を続けるだけの日々の努力と体調管理、強く柔軟なメンタリティーは、歴代最強の日本代表にふさわしい。そう思います。
次点は、岡崎慎司選手と釜本邦茂さん、中山雅史でした。
まとめ
以上、サッカー日本代表 歴代最強メンバー!歴代ベストイレブン選出!と題して長々と書いてきましたが、いかがでしたでしょう?
最後に選んだ方々を表にしておきますので、ご参考までに。
サッカー日本代表最強イレブン(2019年選考)
01 | GK | 川口能活 |
02 | DF | 吉田麻也 |
03 | 昌子源 | |
04 | 長友佑都 | |
05 | 内田篤人 | |
06 | MF | 長谷部誠 |
07 | 遠藤保仁 | |
08 | 中田英寿 | |
09 | 中村俊輔 | |
10 | 香川真司 | |
11 | FW | 本田圭佑 |
11 | 三浦知良 |
今後も日本代表歴代最強といわれる選手たちが、続々と出てくることを心より期待したいですし、どんどんと日本という小さな枠を飛び越えて、世界で多くの選手に活躍して貰いたい。そう願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。