1991年に広島カープが優勝した時の
レギュラーメンバーや主力選手の成績について
まとめてみたいと思います。
1991年といえば山本浩二監督が
広島の監督に就任して3年目のシーズン。
その年は投手陣が好調をキープしましたが、
対照的に打線は決して好調とは言えない状況でした。
リーム打率はセ・リーグ4位の.254
本塁打も88本(セ・リーグ5位)という具合で
投高打低なんて表現をされていたのを思い出しますね。
ピッチャーでは北別府、佐々岡、川口、大野と
今考えても相当なタレント揃い。
右投げ左投げのバランスもよく、
本当に素晴らしいピッチャーが揃ってましたね。
そして、そんな投手陣の大車輪の活躍で
1984年に日本一になって以来
実に7年ぶりに広島カープはリーグ優勝を飾ります。
1991年の優勝メンバーと成績は?
さて、その年の広島カープの基本系。
鉄板オーダーと投手陣の成績です。
■1991年の鉄板オーダー
1:正田耕三 (セカンド)
2:前田智徳 (センター)
3:野村謙二郎(ショート)
4:西田真二 (レフト)
5:山崎隆造 (ライト)
6:小早川毅彦(ファースト)
7:江藤智 (サード)
8:達川光男 (キャッチャー)
9:○○○○ (ピッチャー)
■1991年の鉄板投手たち
【先発陣】
佐々岡真司 2.44 17勝9敗
川口和久 2.90 12勝8敗
北別府学 3.38 11勝4敗
【中継ぎ】
石貫宏臣 1.98 5勝1敗1セーブ
川端順 2.36 5勝1敗1セーブ
【クローザー】
大野豊 1.17 6勝2敗26セーブ
そして、この投手陣の中には名前がないですが
この年には忘れられない出来事もありました。
シーズン当初は大野とのダブルストッパーとして
活躍を期待されていた 津田恒実投手が病気のため戦線離脱
津田投手は脳腫瘍のため翌年
32歳のあまりにも短い一生を終えています。
直球勝負を心情とする本当に気迫の投手だった津田選手。
その活躍をもっと見たかった1991年のシーズンでした。
2016年は優勝できるのか?
さて、2016年のペナントレースは
広島カープが20年ぶりとなる首位で後半戦に突入しました。
今シーズンの広島は、1991年の投高打低とは真逆で
強力な打線と機動力がチームの特徴で
得点379、本塁打80、盗塁7、チーム打率は2割6分8厘。
この数字はいずれもリーグでトップで
2位チームには、なんと10ゲーム以上の大差をつけて
独走態勢に入ったのには驚きました。
カープってこんなに強かったんだ。
そんな印象ですね。
黒田投手の200勝達成も大きなニュースになっていますし
是非、25年ぶりの優勝は果たしてほしいと思います。