2016年のオールスターは
黒田博樹が日本球界に復帰して2シーズン目。

前半戦を終えた黒田博樹の成績は
13試合に先発して、6勝3敗
防御率は2.71という好成績でした。

なので、2015年のオールスターに引き続き
プロ野球ファンは黒田博樹のの活躍を
しっかりと目に焼き付けたいと思っていた筈。

ですが、黒田選手は2016年のオールスターには
残念ながら選ばれませんでした。

なぜ、オールスターに選ばれなかったのか?

そういう疑問を持っている方も多いと思うので
その理由について少し調べてみました。

スポンサーリンク

オールスター2016と黒田博樹選出の可能性

黒田選手が2016年のオールスターに
なぜ選ばれなかったのかを紐解くには
オールスターの選出方法を確認しておく必要がありますね。

まず、第一にオールスターに出るには
ファン投票で最大得票率を
獲得することがあげられます。

オールスターファン投票方式は
両リーグの先発、中継ぎ、抑えという投手3選手と
各ポジションごとに1名ずつの
ファンがお気に入り選手に投票します。

そして、それぞれのポジションで
一番投票数が多かった選手に
ファン投票1位選手として
オールスター出場権が与えられる制度です。

では、2016年の投手先発部門で
黒田博樹のファン投票数はどうだったのか?

【2016年オールスターファン投票/先発投手部門】

1 菅野 智之    215,298
2 今永 昇太      162,961
3 黒田 博樹     140,881
4 藤浪 晋太郎     129,741
5 小川 泰弘      109,251
6 K.ジョンソン         63,393
7 若松 駿太        46,161
8 大野 雄大       46,087
9 岩貞 祐太       45,794
10 能見 篤史        41,025

投票数では全体の3位という結果
ファン投票でのオールスター選出は
なかったようですね。

となると、あとオールスターに出るには
現役選手たちがが投票を行う「選手間投票」
両リーグを指揮する監督の「監督推薦」でしか
出場する方法はありません。

調べたところ、選手間投票でも監督推薦にも
黒田博樹の名前は上がらなかったようです。

黒田博樹とオールスター

ここからは想像ですが、
ファン投票で3位という得票数もあるし
おそらく監督推薦という形では
黒田選手にオールスター出場の打診は
あったのではないでしょうか?

でも、黒田選手がまだ出場経験のない若手に
出場を譲ったのではないかと想像します。

ちなみに黒田選手は今までに
オールスターゲームには5回出場しています
(2001年、2005年、2006年、2007年、2015年)

調べてみて改めて驚きましたが
メジャーではオールスターに出てないんですね。
そういえば、いずれも日本球界での出場です

40歳を超えて「引退」の可能性が近づいている
だから、黒田博樹をオールスターで見ておきたい。
そうファンは考えるのだと思います。

けれど、黒田選手はベテランならではの
また別の気持ちがあったのかな
そんな風にも思いました。

年齢も重ねて満身創痍の状態であるのは
間違いないでしょうから
オールスター期間にしっかり休息することも
黒田選手には大事なことなんだと思いますし
辞退したとしたらそれも大きな理由だと思います。

でも「若手に譲った」というのが
一番納得のいく答えかなと思いますね。

未来の日本球界を背負って立つ、
いや、世界を股にかけて活躍する
若手選手たちが育ってほしいし
どんどん活躍してほしい。

そして、そんな選手たちの姿を見て
子供たちにも夢を感じてほしいし
頑張って追いかけてほしい
そう願ったのではないでしょうか。

オールスターとは、その名の通り
キラ星のごとく輝くスター選手が
一同に会する夢の球宴です。

未来へのバトンタッチ。

それが2016年オールスターを辞退した
黒田博樹の思いだった。

ファンの一人としてそう想像しています。