女子プロゴルフの鈴木愛さんと彼女のキャディーを務めた保科隆さんについてお伝えしようと思います。

2019年11月17日の伊藤園レディースで鈴木愛選手が優勝しましたね。しかも鈴木愛さんの優勝は、2007年の全美貞以来、

史上2人目の3週連続優勝!

通算16勝目を挙げて、2019年の賞金女王争いのトップに浮上しました。

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キャディーが支えた史上2人目の3週連続優勝の快挙

そしてその伊藤園レディースで帯同していたキャディーが、保科隆キャディー、47歳です。

過去には、佐伯三貴、原江里菜、アン・ソンジュ、上田桃子らの優勝時にもキャディーとして帯同しており、通算5勝を挙げているキャディーさんです。

しかも上田桃子さんと鈴木愛さんの優勝は、2週連続の優勝ですから凄いです。

やはり他のキャディーとは一線を画す、保科さんなりの何か秘訣や技術があるのでしょうか?

保科キャディーは、キャリア20年以上のベテラン・キャディーですが、気負いなく鈴木愛さんの優勝は、彼女がうまいからと言い切っています。

さすが愛ちゃんです。僕は気持ちよくプレーできるように心掛けただけ。左足首が痛いのに勝負どころのショットはビタッとつける。パットもそう。ラインを聞かれても“うまいんだから、自分を信じてやればいい”とほぼアドバイスしませんでした

保科隆キャディー

ちょっと唸りましたね〜。

保科キャディー仕事してないの何にも?

いやいや、そういう意味とは全く逆。これこそが、鈴木愛さんの3週連続優勝の快挙を呼び込んだ保科キャディーの凄さなのではないかと個人的な感想を持ちました。

つまり「さすが愛ちゃんです」という保科さんの言葉は、鈴木愛さん自身の自己評価や自己イメージを高め、彼女の実力を心から認めているということ。

18ホールを数日にわたり共に戦う上で、クラブ選択やラインを読んだりとかの技術ももちろん凄いんでしょうが、やはりコーチング技術が卓越しているように思います。

選手は様々な外的要因と戦いつつラウンドするわけですが、何といっても一番重要で一番厄介なのは、メンタルを整えることだと思います。

「さすが愛ちゃんです」

そういう保科キャディーは、お世辞でもなんでもなく鈴木愛さんを認めている。二人のそういう良好な信頼関係性(ラポール)が、12年ぶりの3週連続優勝という快挙を呼び込んだのだと思います。

ちなみにキャディーの通算勝利数を調べてみると、清水重憲さんと佐野木計至さんが通算32勝のキャディ最多勝記録を持っています。

上には上がいるもんですね〜。

鈴木愛さん伊藤園レディース最終日の使用ギア

  • ドライバー:ピン G410 LST ドライバー(10.5度)
  • シャフト:ピン 純正 ALTA JCB(硬さS、長さ45.5インチ)
  • フェアウェイウッド:ピン G410 フェアウェイウッド(3番14.5度、7番20.5度)
  • ユーティリティ:ピン G400 ハイブリッド(4番22度、5番26度)
  • アイアン:ピン i210 アイアン(6番~W)
  • ウェッジ:ピン グライド 2.0 ウェッジ(50度、54度、58度)
  • パター: ピン G Le2 ECHO
  • ボール:タイトリスト プロV1Xボール

まとめ

さて、女子プロゴルフの鈴木愛さんと伊藤園レディースで彼女のキャディーを務めた保科隆さんについてお伝えしてきました。

お二人がまたコンビを組むのはいつになるのかわかりませんが、鈴木愛選手、保科キャディーのみならず、選手とキャディーという視点で試合をみれば、また別の面白みが発見できるのではないかと思います。

最後になりますが、鈴木愛さんの2019年の残り2試合のデータをご参考までの残しておきます。

賞金女王争い2019 賞金額TOP3

1 鈴木愛 144,225,665 円
2 申ジエ   136,477,195 円
3 渋野日向子 119,914,314 円

1位〜3位の獲得賞金差は、約3000万円。

残りあと2試合のそれぞれの試合の優勝賞金額は、以下のとおり

  • エリエールオープン 1,800万円
  • リコーカップ    3,000万円

2019年の賞金女王を射止めるは誰でしょうね?楽しみです。