渋谷日向子選手が、見事2019年の全英オープンで日本人史上2人目の女子メジャー制覇を成し遂げました。

女子ゴルフのメジャー大会制覇は、実に1977年「全米女子プロゴルフ選手権」を制した樋口久子以来42年ぶり2人目の快挙でした。

しかも、まだ若干21歳!

プロに転向したのが2018年と、プロ戦績1年あまりで世界を獲っちゃいました。数々の女子ゴルフ界の先達たちが阻まれきた歴史を、いとも簡単に塗り替えたのは凄すぎます。

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渋野日向子の全英オープンの凄さを実感

先ほども書きましたが、渋野日向子以外に女子のメジャーを制したのは、樋口久子さんのみ。

■樋口久子/最高順位:優勝

1977年「全米女子プロゴルフ選手権」で2位に3打差の通算9アンダーで優勝。これが男女含め日本勢初のメジャー制覇。男子レギュラーでのメジャー覇者は未だいません。

渋野日向子が全英オープンで優勝する前には、以下のような凄腕日本人女子ゴルファーたちがメジャー大会に挑戦し、あと一歩のところで悔し涙を呑んでいます。

岡本綾子/最高順位:2位

1987年「全米女子オープン」プレーオフに進出するが2位どまり。1989年と1991年の「全米女子プロゴルフ選手権」など、計6試合で「2位」という「あと一歩」に阻まれ続けた

メジャー大会2位:6回
米国LPGA : 17勝
日本国内:44勝

宮里藍/最高位:3位

2006年、2010年の「全米女子プロゴルフ選手権」3位。2009年「全英女子オープン」でも3位と「あと2つ」が思いのほか遠かった。2017年引退

宮里美香/最高位:2位

2012年「全米女子プロゴルフ選手権」2位
2012年「全米女子オープン」7位
2012年「全英女子オープン」4位

畑岡奈紗/最高位:2位

2018年の「全米女子プロゴルフ選手権」で、パク・ソンヒョンとユ・ソヨンという韓国勢2名とプレーオフに突入。残念ながら1ホール目で脱落。最終順位は2位という結果に

渋野日向子の全英オープン2019賞金獲得に驚愕!

さて、では本題の渋野日向子の全英オープン2019での獲得賞金についてお知らせします。

その額、なんと賞金67万5000ドル日本円に換算すると、

約7200万円!

言ってみれば、国内ツアーの年間獲得賞金と同額以上の賞金をわずか1試合で得たことになります。女子ゴルフの年間賞金ランキングでは、この金額で文句なしにトップ10に入りますし、このメジャーでも獲得賞金額得たことで、2019年の賞金女王の可能性も出てきています。

★女子ゴルフ・賞金ランキング2019は誰の手に?12月1日すべてが決まる!

ただこれを知った本人は

優勝賞金は7200万ですが

すごい(笑)それは、やっちゃってる!お菓子に使おうかな

avatar
渋野日向子

と、発言。全額お菓子につぎ込もんじゃおうなんて何とすごい大人買い。こんなウイットに富んだコメントとキラキラ笑顔で、実にあっけらかんとしたもの。だって、21歳なんだもんね〜^^

ただ、このあたりの対応にも見え隠れしますが、メンタルの強さや柔軟さが彼女の特筆すべき強さの真髄、プロ転向若干1年でメジャーを制した秘密なのかも知れませんね。

プロフィール(2019年現在)

日本のみならず、世界で大きく羽ばたくことを期待したいです。

渋野日向子(しぶの ひなこ)

生年月日:1998年11月15日(21歳)
出身:岡山県岡山市
プロ転向:2018年
世界ランク:11位

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