渋野日向子のキャディーとコーチはどんな人なのか、気になりますよね。

なにしろ日本人女子プロゴルファーとしては、42年ぶりの海外メジャー優勝を果たした彼女のキャディーですから、きっとすごい人だと容易に想像できますもんね。

ただ驚くなかれ、渋谷日向子さんのキャディーは現役の高校生なんです!

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渋野日向子のキャディーは本当に現役高校生だった!

AIG全英女子オープンを21歳にして制覇して帰国後、2019年9月27日から29日にあけて行われたミヤギテレビ杯ダンロップ女子で、渋野日向子さんのキャディーを務めたのは、

16歳の湯浅芹さん

兵庫県にある滝川第二高校の正真正銘の現役1年生だったんです。

滝川二高といえば有名なスポーツ強豪校で、特にサッカー部は有名ですよね。日本代表の岡崎慎司選手の母校です。


湯浅芹さんは

滝川二高のゴルフ部に在籍しており、 2018年の日本ジュニア12~14歳の部で5位に入った逸材なんです!

さて。。21歳の渋野日向子さんと16歳キャディー・湯浅芹さんのコンビ。ラウンド中は女子トークが展開されるなど、いるものスマイル全開でした。ギャラリーからも大きな注目が集まりましたが、結果はイーブンパーの22位タイに終わっています。

現役高校生が渋野日向子のツアーキャディー務めたわけ

でもスポーツ強豪校に通っているし、すごい実力の持ち主だとはいえ、どういう経緯で渋野さんのツアーキャディーを務めることになったんでしょう。

それは、優勝した全英女子オープンでキャディを務めた、渋野日向子さんのコーチでもある「青木翔さん」に関係しています。

コーチの青木翔さんは、実は2012年に兵庫県内に青木翔ゴルフアカデミー(AOKI SHO GOLF ACADEMY)を設立しているんですが、ミヤギテレビ杯でキャディーを務めた湯浅芹さんも渋野さん同様、そのアカデミーの練習生で青木翔コーチに師事しているんです。

ミヤギテレビ杯のキャディーの調整がつかなかったこともあり、青木コーチに「やってみれば」と声をかけれ、湯浅さんは即答で「やらさせてください!」と答えたそうです。

キャディーとしての経験はなかったそうですが、女子プロのキャディー、しかも全英女子オープンを制覇して、誰より多くの注目を受けることは理解していた筈。でもそれでも渋野さんのキャディーを引き受けたんですから、相当の逸材ですよね。

肝が座ってます。

スポーツに限らず何でもそうですが、物事を学ぶには、結果を出している人から直接学ぶのが最速最短の近道

16歳の未来の女子プロ候補は、渋野日向子選手のプレーや立ち振る舞い、ラウンド中のマインドの使い方など、実に多くのことを肌から吸収し学んだのではないかと想像します。

ちなみに大会終了後、キャディーを務めた湯浅さんは、こうインタビューに答えています。

(渋野日向子さんは)オンオフの切り替えがすごい。判断するのも早いし、ピンチの時でもどんな状況でも攻めることを忘れない。すごく勉強になりました

滝川二高ゴルフ部:湯浅芹さん

湯浅芹さんは、まだプロ選手ではありませんが、近い将来、きっと彼女も女子プロとして飛躍するような気がしますね。

湯浅芹、という名前をテレビで見るのも、もうすぐかも知れません。

渋野日向子のコーチ兼キャディーをつとめる青木翔さんについて

渋野日向子のコーチは、青木翔さん(36歳)です。

先ほども主催するアカデミーについて少し触れましたが、青木翔さんは27歳の時にUSGTF公認ティーチングプロになっています。

もともとはプロゴルファー志望で、福岡大のゴルフ部では主将も務め、ドライバーの飛距離は300ヤード超というパワーの持ち主。でも、大学卒業のプロテストは5回受験していづれも不合格

そこから方向転換し、指導者としての道を歩み始めています。

青木さん主催のアカデミーに来た当時の渋野日向子さんは、プロテスト不合格となったばかり。青木さんが契約する用具メーカーのモニター選手が渋野日向子さんだったことから、メーカー側から「彼女をどうにかしてほしい」と頼まれたのが二人の歴史の始まりだそうです。

当時の渋野日向子さんは、今の笑顔がニックネームになるくらいの「スマイル・シンデレラ」からは想像もつかないくらい、自信を失った表情だったそうです。

そして、青木コーチは、自身プロテストを5度も落ち続けた経験を指導にもしっかり生かしつつ渋野選手に寄り添い、その甲斐あって渋野日向子さんは見事2度目のプロテストで合格します。

その1年後に全英女子オープン優勝という、日本人女子プロ42年ぶりの快挙につながるのですから、人生とはわかりませんよね。

青木翔コーチは、シブコ(渋野選手の愛称)の凄さについて、あるインタビューでこう答えています。

シブコのすごさは素直な心。やるべきことは絶対にやり抜く

青木翔コーチ

諦めたら最後。そこで終了だ。

やはり、この言葉や気持ちはいつも持ち続けていたい金言だと思いますし、選手がどんなに自分一人で頑張っても勝てない。コーチという存在の大きさを改めて学べたような気がします。

まとめ

以上、渋野日向子の高校生キャディーとコーチについてお伝えしてきました。

渋野さん本人もあるインタビューで言っていましたが、「2019年は、本の1冊でもかけるくらい劇的な一年」になったようです。

これからも益々活躍して「世界のスマイル・シンデレラ」になってほしい。そう思っています。頑張れ、渋野!頑張れ、高校生!そして青木コーチ!