横浜FCといえば、カズ。カズといえば横浜FCという印象が、もうすっかり定着したようにみえる2019年J2リーグ。
カズは出場機会どころかベンチ入りすらことすらままならない状況ですが、いざという時に役に立つのがベテランの経験値。
ベルディー川崎ではJ1年間優勝2回(1993・1994)の栄光でそのキャリアを花開かせた一方で、1998年のW杯フランス大会選考では『日本代表落選』の憂き目にあうような栄光と挫折、酸いも甘いも知っているからこそ、この土壇場の土壇場で、カズの力がきっと必要になると思います。
世界でも類を見ない52歳のプロサッカー選手・三浦知良選手と横浜FCのJ2最終節がいよいよ始まります!
横浜FC カズの出場とJ1復帰はあるのか!?
さて俄然熱く語っていますが、実はJ2リーグ公式戦あと1試合を残して、現在、横浜FCが41節でJ1自動昇格の2位以内につけているということ。
これで最終節を勝利すれば、文句なしのJ1昇格。
しかもカズの出場や、よもやのスタメン出場だったりしたら、サポーターは歓喜絶頂酒池肉林、狂喜乱舞でお涙頂戴ものですよね。応援してきた回があったってもんです!
さて、少しクールダウンして、最終節まで三つ巴の様相を見せている3チームを紹介しておきましょう。
最終節のゆくえは?
最終節を残して自動昇格を決めているのは、柏レイソル。すでに41節でJ2優勝も決めました。なので、あと1チーム。自動昇格を争うのは、
横浜FCと大宮アルディージャです。
スタッツはこんな感じ。
チーム | 勝点 | 試合数 | 勝 | 引 | 敗 | |
1 | 柏 | 81 | 41 | 24 | 9 | 8 |
2 | 横浜 | 76 | 41 | 22 | 10 | 9 |
3 | 大宮 | 74 | 41 | 20 | 14 | 7 |
勝ち点差2の、非常に切迫した展開になっています。得失点差も2点差と僅差ですから、最後の最後まで結果はわからないスリリングな展開です。
J1のピッチに立つカズを俺はみたいんだ!
実は横浜FCには、もう1人日本代表の10番を背負ってきた選手がいます。
中村俊輔選手です。
ジュビロ磐田から移籍してきた中村選手もすでに41歳。今季は出場機会も限られていましたが、満を持して41歳は41節の試合に出場。ファジアーノ岡山を1―0で振り切り、2007年以来のJ1復帰へ王手をかけた立役者になりました。
ちなみに岡山戦もカズはベンチ外でした(今季は2先発2試合のみ出場)
中村選手は試合後のインタビューで「J1に復帰してカズと同じピッチに立って戦いたいか」と問われ、ロッカーでのカズとの話を交えこう答えています。
(カズさん)めちゃくちゃ悔しがっていた。メンバーに入りたいって。毎回『頼んだぞ』と言われる
中村俊輔
そしてさらに、こう付け加えています。
いやあ、カズさんのJ1、見たいでしょ? (来年で)53歳、ダンス見たくない? 俺らが見たいしね。1分でも出たらすごいじゃない
中村俊輔
いいですよね、この関係。お互いがお互いを尊重して同じゴールを目指している姿には何か胸が熱くなるような思いがします。
52歳と41歳の元日本代表のレジェンド二人。
この2人が2020年のオリンピックイヤーにJ1で戦いを繰り広げることになれば、オリンピックだけでなくサッカーのピッチを通して、日本がもっと明るく元気になると信じています。
J2最終節・愛媛戦は、2019年11月24日キックオフ!
頑張れ横浜FC!頑張れ、三浦カズ!